旅するフィジオプロジェクトへの思い

今回は、僕がなぜこの活動を始めるのか、またその思いを発信します。

 

現在、理学療法の対象は中高齢者を中心に移行しつつあります。障害を持つ中高齢者へのリハビリテーションは近年、介護保険施設で行われることが多く、具体的な介入方法としては、従来の機能回復を目指した介入ではなく、対象者が興味のある活動や社会参加に着目した介入が求められています。

しかし、現実は、マッサージや無目的な歩行訓練といった”なんちゃってリハビリ”を提供している施設が多いという現状があります。

このことは理学療法協会の半田会長が理学療法士協会のHP上で述べています。

デイケアで働く僕は、「"なんちゃってリハビリ"してしまってるな。もっと良いやり方はないんかな」と常に考えていました。

 

 

そこで「海外のセラピストはどんなことしてるんやろ?」と疑問に思い、昨年シンガポールで開催された国際学会WCPT Congress 2015への参加を決めました。

 

そこで、海外では中高齢者に対して、当たり前のようにエビデンスベースドでの取り組みを実施していることを知りました。

またセラピストが障害者たちの社会参加や職場復帰に積極的に介入し、成果を出していることを知りました。

日本では、医療・介護保険の関係で介入できていないことも海外では実施していることを学びました。

 

日本のリハビリテーションも徐々に変化しており、最近では、介護の分野では起業ができたり、産業リハビリテーションの分野では、フリーで企業に介入できたりと僕たち理学療法士の職域は徐々に拡がりつつあります。

 

そこで彼らの活動を学び、発信することで、日本のセラピストたちに参考にしてもらえるのではないか考えました。

 

 

また2015年より関わっている”NPO法人ベトナム・タイニン省の地域リハビリテーションを支援する会”の活動を通じ、ベトナムの医療設備・制度が整っていない現状を知りました。

そこでアジア、アフリカにおける地域リハビリテーションの分野で活躍しているセラピストたちの活動を発信することで、開発途上国の地域リハビリテーションを活性化させるヒントを提供したいとも考えています。

 

 

今回訪問先に挙げているセラピストたちの専門分野は、大きく分けて、①中高齢者に対するリハビリテーション、②エルゴノミクス・復職への取り組み、③ゲームを用いたエクササイズ、④地域に根ざしたリハビリテーションの4つです。

これらのテーマは現在、日本においても求められていますが、実際の臨床場面ではうまく実践できていないものばかりです。

 

 

これら4つの分野の実践例を発信することで、多くの人たちの生活がより良いものになることを信じています。

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WCPT Congress 2015 with 大和

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