産業リハビリテーションフォーラム

IELTSを受験した翌日の10/9(日)、愛知県刈谷市で行われた産業リハビリテーションフォーラムに参加してきました。

11201935_724191734373167_5839580412914223287_n産業リハビリテーションFacebookページより

 

産業リハビリテーションに関する定義はおそらくまだ存在しておらず、僕の解釈でいうと、職業性の腰痛、メンタルヘルス、メタボリックシンドロームなど産業分野における問題をセラピストの視点で解決に導く取り組みと理解しています。

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このイベントに参加した理由は、来年、産業分野で活躍する海外セラピストに会いに行くのに予備知識なしではまずいと思ったからです。

また産業リハビリテーションは、日本において良くも悪くもまだ浸透しておらず、今後の活躍の可能性が非常に大きい分野だと考えていたからです。

 

今回のイベントでは、関西労災病院の理学療法士 高野賢一郎先生滋賀医科大学の医師 北原照代先生東京大学医学部付属病院の医師 松平浩先生の3名がそれぞれの分野の講演をされ、最後に質問コーナーが設けられていました。

 

 

療法士の新領域としての産業リハビリテーション
理学療法士 高野賢一郎先生

タイトルは「療法士の新領域としての産業リハビリテーション」で、日本の産業リハビリテーションの現状やその必要性、またこれまで実践例と今後僕たちがフリーで始めるためにはどうすれば良いかのヒントを教えてくれました。

 

「理学療法士の歴史は整形リハから始まり、脳卒中リハ、心臓リハ、スポーツリハと広がってきた。そして次に来るのが産業リハなのだ」という言葉が印象的で、まさに今がそのスタート地点なのだということを強く感じました。

しかし、企業からすると、僕たち理学療法士が労働衛生に関わっているということを認知していないため、自分で売り込みをする必要があると高野先生はおっしゃていました。

 

幸い僕は、今回のgood for every one projectで色々な企業や団体と繋がりができるのでそこを伝って仕事を頂けたらなと思いながら話を聞いていました。

 

 

労働衛生分野における理学療法士との協同
医師 北原照代先生

「労働衛生分野における理学療法士との協同」というタイトルで、日本の労働衛生の現状や海外での取り組みなどについて話を聞くことができました。

 

理学療法士の腰痛発生率は看護師や介護士と同様に高いことを指摘されていました。しかし他の職種と異なるのが重症化している人の割合は低いことだそうです。

その理由としては、①不良姿勢をとらないこと②運動・体操を行うこと③ボティメカニクスを理解することが他の職種より長けているからということがわかったそうです。

しかし一つ指摘されていたのが、補助具の重要性を理解している割合が低いことです。腰痛、頸肩腕障害を防ぐためには、人力のみでなく補装具も積極的に使用すべきことを話されていました。

確かに僕たち、介助する際に補装具使うのあまり好きじゃないですよね。この結果に納得です。

 

 

これからの腰痛マネジメント
医師 松平弘先生

「これからの腰痛マネジメント」というタイトルで、最新の腰痛に関する研究やご自身が出演されたNHKの番組の映像、また出版しているDVDの映像などを交えながらの講演でした。

何より驚いたのが、僕自身この先生を何度も見たことがあったからです。

 

去年、腰痛・治療革命〜見えてきた痛みのメカニズム〜というNHKの番組を知って以降、実際に腰痛患者さんと一緒にこの動画を見たことがありました。

下記のページから腰痛に関する動画を見たりや腰痛対策チェックができますので、もし腰痛に苦しんでいる方がいたら是非見てみてください!きっと目からウロコがボロボロ落ちますよ。

腰痛・治療革命〜見えてきた痛みのメカニズムHP

 

 

講演の中で、松平先生が強く勧めていたのが、これだけ体操です。

これだけ体操 松平浩が実演より

 

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上の画像でも描かれている通り、前かがみでの作業が続くことによって起こる腰痛の原因となる髄核の後方へのズレ腰を反らすだけで治そう!という体操です。

この体操は始業前昼休みに加えて、前かがみ作業のすぐ後に行うことでぎっくり腰やヘルニアを防ぐことができると松平先生はおっしゃっていました。

この話を聞いて以降、僕も仕事中にこの体操を1日に何回も行っています!

 

 

あともう一つ面白かったのが、腰痛とは直接関連しないのですが、

「65歳以上の高齢者で健康寿命に最も関連している習慣は何か?」

という質問でした。

 

僕は「運動習慣やな!」と確認していました。

しかしこの答えは△です。

 

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答えは早歩きだそうです。

早歩きの習慣がある人は健康寿命が長いんですって!

リハ職種の皆さんは、高齢者でできそうな人たちには是非早歩きをオススメしてみてください!

 

 

最後の質問コーナーでは、産業リハビリテーションの位置づけについて、一次予防までなら医師の指示なしでOKと話されていました。

また一次予防の場合、法律的にフリーで企業や個人と契約しても全く問題ないことについても話されていました。

 

さてこのような産業リハビリテーション、セラピストのみなさん可能性を感じませんか?

職場の許可が必須ですが、いろいろ行動に起こしてみたら面白そうですね!

それでは長々と失礼しました!では!

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