KNOW NO LIMIT 2016に参加してきた

2016年11月20日(日)、東京国際交流会館にて、国際せきずい損傷リハビリテーション協会・J-Workout株式会社が主催の脊髄損傷者による歩行披露イベントKNOW NO LIMIT 2016が開催されました。

 

僕はこのイベントに以前から興味がありました。

 

その後、Dreamers Japan株式会社の本田さんを通じて、J-Workout株式会社にはこれまで何度かトレーニング場面を見学させていただきました。詳しくはこちら!
J-Workoutの見学に行ってきました②

 

脊髄損傷を受傷された人たちが、日々のハードなトレーニングの成果を披露する姿をぜひ見てみたいと思い、イベントに参加することに決めました。

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KNOW NO LIMIT HPより

KNOW NO LIMITとは?

脊髄損傷者による歩行披露イベント

二度と歩くことはできないと宣告されながら、努力を続け歩行を取り戻した脊髄損傷者が歩行を披露します。

医療では医療費削減が原因で十分にリハビリテーションを受けられない現状に対して、脊髄損傷者の社会復帰にどれほど長期的なリハビリテーションが必要であるか強く訴え続けるイベントです。

第10回目となる今年は【過去 / 現在 / 未来】をテーマに今までの KNOW NO LIMIT を振り返り、現在 → 未来へと繋がる可能性を表していきます。

今年は8名の歩行披露を予定しております。

 

KNOW NO LIMIT HPより

イベントの内容は?

①WALK for 〇〇、②Another Story、③メインウォーク、④Recovery of the Yearの発表と大きく分けて4部構成になっていました。詳しくは一つ一つ書いていきますね。

 

この他に、J-Workout株式会社の研究発表や実際のトレーニングで使用するPOWER PLATEの紹介、また脊髄損傷ミュージシャン眞榮城興和さんによる弾き語りライブも行われました。

 

WALK for 〇〇

WALK for 〇〇では、16名のウォーカーたちが、それぞれの思いを込めて、歩行を披露されていました。

出場者さんたちの年齢は、下は8歳、上は64歳と幅広い年齢層の方々がトレーニングに取り組んでいることがわかりました。

 

彼らの歩行は本当にすごかった。

彼らの一歩、一歩と必死に足を前に振り出す姿、またトレーナーの安全を考慮しながら「自分の力で足を前に運んでほしい」と必要最小限のアシストを行う姿には感動しました。

 

会場からは、彼らの歩行を励ます声や感動による涙でいっぱいでした。

また歩行を披露した後に、彼らが述べる家族やトレーナーに対する感謝の言葉には、涙なしでは聞くことができませんでした。

 

自分もセラピストとしてあんなに感謝されるような仕事がしたい、そう思いました。

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Another Story

Another Storyでは、障害や自分の内外にできたバリアを乗り越え、人生の中で「KNOW NO LIMIT」つまり「限界はない」を体現している4名が講演をされていました。

 

残念ながらこのセクションには、ほとんど参加できませんでした。

 

その理由は、今回のイベントでは協賛企業の展示ブースがあり、イヤービューティーセラピスト協会(EBTA)という団体が、耳ツボを利用した施術を無料でしてくれるということでこの時間帯を利用して施術してもらいました。

僕も臨床で患者さんの痛みに対して、耳からアプローチすることがあるので「耳ツボがどんなもんじゃい?」と半ば試すような気持ちで施術してもらいました。

ところが、セラピストの女性は、僕の耳を見ただけで、僕の身体の悪いところをバシバシ当てるのです。

参りました、明日からの治療の参考にさせていただきます!

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EBTAHPより

メインウォーク

メインイベントであるメインウォークでは、東京スタジオ、大阪スタジオ含めた350名を超えるクライアントの中から選ばれた8名がステージ上で歩行を披露されました。

そして8名が歩行を披露した後に、僕たち参加者が、もっとも感動した一人に対して投票し、今年のRecovery of the Yearが決定します。

 

メインウォークでは、一人一人の受傷前の生活や脊髄損傷を受傷された時の気持ち、今後の目標なども詳しく述べられていました。

 

このセクションに参加されていた最高齢の方は、なんと82歳

 

本当に本当に驚きました。

脊髄損傷を受傷し、医師から「もう歩けない」と言われるとほとんどの人が歩くことを諦めるのではないでしょうか。

さらに80代にもなると「もういいかな」と脊髄損傷でなくてもリハビリテーションに取り組むのを諦める人も多いのではないでしょうか。

 

実際にこの方が入院していた時は、頭の体操といい、認知症予防にテーブルで作業活動などをしていたこともあったそうです。

きっとこのときのセラピストはこの方が、将来自分の足で立つことになることなんて想像もしていなかったのでしょう。

 

しかし、この方は、「せっかく生きているのだから生きている限り、いつまでも限界を作らずに成長していきたい」と今でもハードなトレーニングを続けられているのです。

 

この方の歩いている姿をリハビリテーションに励まれているすべての人たち、そしてすべてのセラピストたちに見てもらいたいと思いました。

 

Recovery of the Year

8名の歩行披露が終わると、いよいよ投票です。

正直ツラかった。全員に感動したからです。

全員本当にすごかった。全員本当にカッコよかった。

心からそう思いました。

 

結果、教師をされている40代の男性がRecovery of the Yearを受賞されました。

この方は、KNOW NO LIMITのロゴにもなっている車椅子からの決別を表す車椅子リフトを披露されていました。

 

右の写真が車椅子リフトです
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J-Workout HPより

 

めちゃくちゃカッコよかったです!

 

今後の目標は、再び教壇に立つことだとおっしゃっていました。

Recovery of the Year受賞おめでとうございます!

実は一度、大阪スタジオでお見かけしたことあるんです!

また教壇に立てることを応援しています!

 

KNOW NO LIMITから学んだこと

1つめが、限界なんてないということです。

まさにこのイベントのテーマですね。

今回、出場されていたのは、医師からもう回復しないと言われた方々です。

しかし、日々のトレーニングの末、身体面、精神面、生活面とあらゆる回復を遂げることができたと述べられていました。

 

2つめが、トレーニングのときの雰囲気作りです。

歩行を披露された皆さんが言っていたことが

「トレーナーのみんなが明るい、トレーニングはしんどいけど、ジム内は冗談が飛び交っていてとても楽しい」ということです。

そしてJ-Workoutでトレーニングを重ねることで

「少しずつポジティブになっていった」ということです。

 

これは僕たち医療機関や介護施設で働くセラピストも参考にすべきことではないでしょうか?

 

僕はJ-Workoutのトレーニングを見学させていただいてから、考え方が少し変わりました。

それまで以上に、利用者さんたちにより明るく楽しんでもらえるように接することを心掛けるようになりました。

 

そんなたくさんのことが学べるKNOW NO LIMITに来年はぜひ皆さんも参加してみてください!

 

KNOW NO LIMITからのメッセージ

KNOW NO LIMITに出場・出演された皆さま、J-Workoutのトレーナーの皆さま、お疲れさまでした。

リハビリテーションの真髄を見せていただきました。

来年も素晴らしいパフォーマンスを見せてくださることを期待しています。

ありがとうございました!

 

最後にJ-Workoutからイベント終了後にFacebookを通じて発信されたメッセージを紹介させてもらいます。

 

KNOW NO LIMIT〜あなたにも限界はない〜

 

まさにその通りですね!

 

それでは失礼します!

 

 

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