著者アーカイブ: Keitapt

前回の記事、旅にスポンサーをつけるための企画書の作り方(失敗例)の続きです。

 

前回の反省点

①相手企業のメリットを考えていなかった

 

②余計な情報だらけ

 

③熱意を見せていなかった

 

以上3つの反省を生かして、企画書を作り直しました。

 

オンライン英会話レアジョブ様へ

※企業名は許可を得て載せています

活動を一言で表すキャッチフレーズはかなり短くしました。

 

これだけでは具体的な活動内容はわからないので、後のスライドに詳しく記載しています。

理学療法士としての経歴相手企業との関係をプロフィールに載せました。

企画書を送る直前にこの記事を書いて企業にアピールしました。

前回書かなかった"旅ですること"3つにまとめました。

 

マジックナンバー3という言葉があるように大事なことは必ず3つ挙げるように心掛けています。(2つでは物足りなく、4つでは混乱しやすいと言われています)

これは前回と同じです。

実績としてスポンサー企業のバナーを載せました。

 

これらの企業に関してはSponsorに詳しく記載しています。

 

Coming soonには青のバナーの有名なアウトドアブランドです。近々告知します。

今の状況相手企業に対してどのように貢献できるのか載せました。

少し熱意は足りませんが、この活動に対する思いを書きました。

 

"資金をください"ではなく"仕事をください"という表現を使いました。

 

前回からの改善点

①相手企業へのメリットを提示した

前回の某アウトドアブランドへの企画書には、商品を提供してほしい理由を「カッコ良いから!」とふざけたことを書いていました。

 

しかし今回は、"僕の英語=レアジョブで培った⇒僕の英語はレアジョブの宣伝になる"とアピールしました。

 

②スライド数を極力減らした

スライドは少ない方が良いと思い、前回より3枚減らし、10枚にしました。

 

実はこれでも多いんですよね。詳しくは後で述べます。

 

③活動に対する思いを伝えた

前回の企画書にはなかった活動を通して伝えたいことを載せました。

 

これに関してはもう少し熱意を込めて書くべきだったと反省しています。

 

その結果

正直、今回は自信がありました。

 

しかし、資金提供はダメでした。

 

お金を稼ぐことの難しさを痛感しました。

 

ただサポートとして、WHY ENGLISHというウェブサイトでインタビュー記事を掲載していただくことになりました。(レアジョブ様よりインタビュー記事を受けました

 

さらなる改善点は?

「この企画書は送った後どうなるんだろう?」とふと思い、企業に送ったその後のことを想像してみました。

 

①メールを見た社員が、企画書を印刷orスルー

 

②その企画書が社内で回る

 

お偉いさんがそれを読む

 

④面白いと思われたら会議にかけられる

 

企画書10枚って多すぎじゃないですか??

 

だって10枚も印刷させてしまうんですよ。

 

しかも会議で使用される場合は、会議出席者×10枚も用意させる、もしくは担当の方が僕の企画書を短くまとめ直す

 

これでは通る企画も通らない!

 

そう思い、新たに一から作り直すことにしたのです。

 

次回は

さらに進化した僕の企画書を紹介しようと思います!

 

英会話のレアジョブ様が運営するWHY ENGLISH 英語の価値を見つけるプロジェクトのインタビューを受けました。

 

これまでどうやって英語を勉強してきたか、これからどのような活動を行っていくかについてお話させていただきました。

 

ぜひ読んでみてください。

 

今、旅人の間では、テーマのある旅が流行っているようです。

 

テーマがある旅は普通の旅に比べると、スポンサー企業がつきやすかったり、旅を終えた後に講演会に呼ばれたり再就職しやすかったりと様々なメリットがあります。

 

僕も世界の医療を見ながら旅するというテーマ持つ旅人の一人で、まだ公表はしていませんが、いくつか協賛してくれている企業もあります。

 

そこで今日は、協賛を得るために僕が作った企画書を紹介しようと思います。

 

まずは、初期(2016年10月頃)の企画書を失敗例として提示し、僕なりに何が悪かったのかを一つ一つ解説していきます。

 

アウトドアブランド・カ●マーへ

表紙は悪くないのですが、自分の名前は文字で書くべきだったかなと思います。

活動を表すキャッチコピーがこれでは長すぎます。

 

"世界の医療を巡る旅"始めますでOKです!

タイトルは日本語で書くべきでした。

 

そして興味を持った理由が"カッコいいから"って完全に舐めてますね。笑

 

今の僕なら、企業理念を調べて、その理念と僕のやりたいことが一致していますという内容を熱意を込めて書きます。

『宣伝をします』と言っていますが、企業側としては費用対効果が全く見込めないんですよね。

 

今の僕なら、商品提供を依頼をする前に、有名なウェブサイトにコラムを書かせてもらえないか依頼します。

 

そしてコラム執筆が決まったあとに商品提供や資金提供の依頼をします。

 

その方が広告効果が見えますからね。

スライドは綺麗ですが、企業側からしたら「だから何?」って感じだったんでしょうね。笑

 

印刷代も掛かっちゃいますしね。

これも必要ありませんでした。

 

最後にURLを載せるだけで十分です。

プロフィールは絶対に必要です。

 

しかしこの情報では、単なる思い付きで活動を始めたように思われても仕方がありません。

 

なぜ活動をするに至ったのかを書くべきだったと考えています。

シンプルにまとめています。

 

しかし、企業からすると僕がどこを旅しようが関係ないですよね。(期間は重要ですが)

 

もっとコンパクトにまとめてもよかったかと思います。

これもいりません。

 

安全に気をつけて旅するのは当然ですからね。

今見ると、商品提供をするのに資金の話はする必要はなかったですね。

 

あとこの文章からは熱意が感じられないですよね。

 

他のスポンサー企業やコラムを書けるウェブサイトがない場合は、とにかく熱意を込めて企画書を作るべきだと思います。

 

この企画書の問題点

①相手企業のことを全く考えていない

就職活動でいう企業分析を全くしていませんでした。

 

自分のことばかり語る人間は、ビジネスに限らず嫌われますもんね。

 

相手の企業理念については必ず触れるべきです。

 

②余計な情報が多すぎる

見てわかるように不必要なスライドが1/3を占めていました。

 

企画書は、相手に見てもらわないと何も始まりません。

 

なので勇気を持って短くするということが大事です。

 

③熱意が足りない

相手企業に十分なメリットを提供できるのであれば、熱意はそこまで必要ないかもしれません。

 

しかし、僕のように実績もなく他の協賛もない場合は、「この企画をやり遂げたいんだ!」という熱意を提示することしかないのです。

 

果たしてその結果・・・

なんとバックパックの提供が決まりました!

 

まさにビギナーズラックです!

 

しかし、そのバックパックが僕の身体に合っていなく、サイズ変更の依頼をしたところ、「それではこの件はなかったことに・・・」という話が流れてしまいました。

 

 

次回は

このツッコミだらけの企画書がどのように進化したのかを紹介しようと思います。

 

3/23にアップしました(旅にスポンサーをつけるための企画書の作り方(改善版)

 

 

http://www.informereastafrica.com/node/26

 

5月より世界中のスゴい医療者たちに会いにいきます。

 

前回より、彼らの活動の紹介を始めました。

 

今回のトピックはエチオピアでのCBRです。

 

CBRってなに?

CBRと言われてもおそらく99.9%の人が知らないと思います。

 

そして僕たち医療関係者でさえ半分以上が知らない言葉です。

 

答えは、Community Based Rehabilitation略してCBRです。

 

日本語では、地域に根ざしたリハビリテーションと呼ばれている考え方です。

 

CBRについて、WHO(世界保健機関)は次のように定義しています。

 

CBRとは、全ての障害をもつ人にリハビリテーションの手段と、均等な機会と、社会的無差別待遇とを与える共同体発展のための戦略である。CBRは障害をもつ人自身、その家族、地域社会、保健、教育、職業ならびに社会サービス機関による一体となった努力によって達成される。

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/intl/cbr.html

 

わかりやすくいうと、CBRとは"地域の資源を利用して地域の障害者たちの生活を良くする考え方"で、主に開発途上国のリハビリで使われる概念です。

 

僕はこのCBRに非常に興味があり、この分野で将来活躍したいと考えています。

 

CBRを学びにエチオピアに行く理由

①ベトナムでの苦い経験

2015年からベトナムでの地域医療支援ボランティアに携わっているのですが、これまで一度も『現地の患者さんたちの役に立てた』と自信を持って言える経験をしていません。

 

それまでの僕は、地域の病院・リハビリ施設で勤務しており、自分の提供しているリハビリ内容に対して自信がありました。しかし、ベトナムでその自信を粉々にされました。

 

そこで、CBRについてもっと学びたいと考えるようになったのです。

 

②CBRは日本では学べない

CBRは、その国々で介入方法が全く異なります。

 

地域資源や求められているものがその国々で異なるからです。

 

なので日本にいては、どうしても深いところまでは学べないのです。

 

そこで『開発途上国に行って学ぶのが一番早んじゃないか?』という結論に至り、知り合いの理学療法士のいるエチオピアに行くことに決めました。

 

③同じ悩みを持つ人たちへ

僕はよくJICAボランティアに関するウェブサイトをよく見るのですが、僕と同じく『現地の人の役に立てない」悩んでいる療法士が多いことを知りました。

 

そこでエピオピアでの成功事例を伝えることで彼らの活動のヒントになるのではないかと考えたのです。

 

本題です

僕が会いに行くエチオピアの理学療法士Bayisa氏は、エチオピアに住む障害を持つ子供たちを救う活動をしています。

 

彼の住む地域では、子どもに障害があっても親はなかなか病院に連れていきたがらず、初診時の平均年齢は13歳だったそうです。

 

それを問題に思ったBaysa氏は、地域の保健師やセラピストに対して講習会を行い、その結果初診時年齢が平均13歳から6.5歳にまで下がったのです。

 

どんな内容の講習会を行ったのか気になりませんか?

 

それを取材し、発信したいと考えています。

 

https://allabout.co.jp/gm/gc/409563/all/

 

5月から世界中のスゴい医療者たちに会いにいきます。

 

そこで会いに行く彼らの活動をこのブログで紹介していこうと思います。

 

 

今回のトピックは高齢者に対する太極拳です。

 

太極拳をご存知ですか?

 

うちの母に聞いたところ『ゆっくり動かすやつやろ?』という答えが返っていきました。

 

間違ってはいませんね。笑

 

Wikipediaによると

太極拳は、中国武術の一派。東洋哲学の重要概念である太極思想を取り入れた拳法で、形意拳、八卦掌と並んで内家拳の代表的な武術として知られる。

 

健康・長寿に良いとされているため、格闘技や護身術としてではなく健康法として習っている者も多く、中国などでは市民が朝の公園などに集まって練習を行っている。

 

とまとめられており、武術としての側面と健康法としての側面を持っていることがわかります。

 

僕も昔はうちの母のように『なんであんなにゆっくり動くんやろ?あんなので何が楽しいんかな?』と思っていました。

 

しかし、理学療法士になった今、太極拳は高齢者にぴったりの素晴らしいエクササイズだと考えを改めました。

 

なぜ太極拳が高齢者に良いのか

①安全にできる

ゆっくりと行うため、転倒するリスクや心臓血管へのリスクも少ないという特徴があります。

 

②低コストでできる

応用編として剣や扇などを使うこともありますが、基本的には道具を使わずにできます。

 

③効果が実証されている

たくさんの研究が身体面、認知面への効果を証明しており、今では中国はもちろん欧米でも人気のエクササイズです。

 

本題です

回りくどくなりましたが、僕が会いに行く台湾の理学療法士Chih-Chin氏は、認知症のリスクがある高齢者に対してゲームを使った太極拳エクササイズの効果を研究しています。

 

日本で太極拳と言えば、スポーツクラブや町の健康教室などで行われているのが主流で、医療・介護の現場で行われているというのはあまり聞いたことがありません。

 

そこで、彼女が行った太極拳エクササイズの活用法などを学ばせてもらい、発信することで、2025年にくると言われる認知症「1000万人」社会への対策の一助になればと思っています。

 

僕が今在籍しているアルバータ大学ESLコースは、大学院を目指す学生たちが集まるクラスです。

 

生徒13人中、コース終了後に進学しないのは僕だけです。

 

これまで何度も『なんでこのコースを選んだの?』と聞かれました

 

そして中には、自国でのキャリアを捨てて、さらなるキャリアアップを目指してカナダに来ているクラスメイトもいます。

 

一番仲の良いメキシコ人のフランシスコは、元インテルのエンジニアです。

 

「なんでインテル辞めたの?めっちゃ給料良かったんでしょ?」と彼に聞いたところ

 

「給料は良かったよ、だからこうしてカナダで勉強できるんだよ。修士を取って、カナダで働きたいんだよね。それでメキシコのインテルに戻ったら、さらにキャリアアップできるからね」と言っていました。

 

またサウジアラビアから来たクラスメイトは、国からの奨学金を得て、大学院に進むことが決まっているようです。

 

そんなみんなを見て『すげぇーな、賢いやつらは考えることは違うな』と感心していると

 

「いやいや、ケイタが一番賢いよ!旅を仕事にするなんて誰にでもできることじゃないよ!」とペルーから来たクラスメイトに言われました。

 

その言葉に『そうか、彼らからすると自分のやろうとしていることはすごいのか。俺は俺のやり方で旅をしてキャリアアップに繋げたらいいんだ!」と気づかされました。

 

人には向き不向きがあります。

 

きっと僕には、理学療法士として臨床や研究で有名になること起業をしてたくさんお金を稼ぐことは難しいのでしょう。

 

けど『世界の医療を巡る旅』という自分にしかできないであろう、この企画で有名になってキャリアアップしてやろうと思います。

 

これから始める『世界の医療を巡る旅』を仕事にしたいと考えています。

 

つまりこの活動を通してお金を稼ぎたいということです。

 

お金を稼ぎたい理由は、旅を思う存分続けたいからです。

 

しかし、それはただ単に旅を楽しみたいという理由だけでなく、色んな国の医療を学び続けたい学んだことを伝え続けたいという思いがあるからです。

 

そして、それらを伝えることはたくさんの人たちの役に立つと信じているからです

 

もしも僕が億万長者なら旅をしながら稼ぐ必要はありません。

 

しかし、今の僕の経済状況では1年間、世界一周が限界です。

 

そこで最近になり、企画書をいくつかの企業に送り、資金援助をお願いしています。

 

しかし、実績がなく、費用対効果も見込めない僕の活動に資金を提供してくれる企業なんて出てきません

 

そこでどうすれば企業がお金を出してくれるのか改めて考えてみました。

 

そして、出た結論は、

 

 

有名になること

 

 

それだけです。

 

きっと誰にでも思いつくシンプルな答えです。

 

ただこれまでの僕は

 

世界の医療を伝える
ll
自分にしかできないこと/
社会的に良いこと
⬇︎
お金がもらえる

 

と考えていました。

 

しかし、企業の立場で考えると

 

どれだけ良いことをしても、たくさんの人に知ってもらわない限りは、お金を出す価値なんてないですよね。

 

以前、武井壮さんが陸上競技の集客力問題について

 

『観客に見てもらえないパフォーマンスは世界レベルであっても意味がない』

 

と言っていたのを思い出しました。

 

僕の置かれている状況もまさしくこれと同じだと思います。

 

となると、僕がやることは2つだけ

 

①大きなメディアに"継続的に"取り上げてもらうこと

 

②そこで名前を売り、応援してくれる企業を見つけること

 

英語の勉強、訪問する医療者たちとの段取りは順調にできています。

 

なので、カナダにいる間に1つ大きなメディアに取り上げてもらえるように頑張ります。

 

https://www.linkedin.com/edu/school?id=363013&trk=edu-cp-title

 

アルバータ大学PT学生へのインタビューを終え、帰ろうとすると、『大学の校舎を案内してあげる』というので、その好意に甘えることにしました。

 

アルバータ大学リハビリテーション学部は、上の写真のようなレトロな雰囲気の校舎を使用しており、彼女曰く幽霊が出るという噂もあるそうです。

 

『ということは内部もボロボロなのかな』と思っていましたが、かなり綺麗でした。

 

廊下には、歴代の卒業生たちの集合写真が並んでいました。

カナダと日本のPT学生のもっとも異なる点は、カナダでは学生が実際の患者を治療できるということです。

 

校舎内にはPhysical therapy student clinicという教室があり、ここで治療を行います。

大学講師たちの監督のもとではありますが、金銭の請求も行います。

 

料金はたったの1000円と町のクリニックに行くより断然安く理学療法を受けることができます

 

学生は、臨床を経験できる

患者は、安価で理学療法を受けられる

大学は、儲かる

 

というみんなが得するシステムです。

 

ちなみにここでは、誰でも彼らの治療を受けることができるそうなので、もしカナダの理学療法に興味がある人は治療を受けてみても良いかもしれませんね。

 

そして最後に、アルバータ大学の大学病院を案内してくれました。

 

この大学病院がめちゃくちゃ広くて、中にはお土産屋やレストランなどがあり『ほんとに病院か?』と疑うような施設でした。

カナダの理学療法について質問ありましたら気軽に連絡ください。

 

7件のコメント

ある偶然でカナダの理学療法士(PT)学生と知り合い、お互いのPT事情について話しをする機会を得ました。

 

カナダのPTプログラムは、2年半(修士課程)で、現在、彼女はアルバータ大学修士課程の2年生。

 

僕自身聞きたかったことやSNSを通じて募った質問を彼女に聞いてみました。

 

Q1. カナダでPTになるのは大変?

A.めっちゃ大変

 

アルバータ大学の場合、学部時代に90%以上の成績を取らないとPTプログラムに申し込みすることすらできない。

 

それに加え、面接もあり、そこでも90%以上を取らないといけない。

 

これだけ聞くと『アルバータ大学が特別難しいんでしょ?』と思うかもしれませんが、カナダにはPTプログラムを持つ大学院はたったの15校しかなく、僕たち日本のPT養成校に比べて、かなり狭き門だと言えます。

 

Q2. カナダでPTの資格を取ったら他の英語圏の国で働ける?

A. おそらく無理、書き換え試験が必要

 

これはすごく意外でした。

 

というのも作業療法士(OT)の場合、世界作業療法連盟が定めた養成校を卒業していれば、語学試験さえパスできれば、書き換え試験を受ける必要がないと定められているからです。

 

カナダ、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏の国では自由に働けると思っていたのですが、どうやら違うようです。

 

Q3. 学部の人数は?

A. PT学部110人、OT学部150人、言語聴覚療法学部30〜40人

 

学部生の男女の割合は、PTはほぼ半々で、OTは90%が女性だそうです。

 

Q4. カナダの臨床実習は?

A. 2年次に6週間×2回、病院やクリニックで行う

 

日本のようにレポートはなく、彼女いわく特にしんどくないそうです。

 

むしろ「患者さんに対して頸部のマニピュレーションができた」と嬉しそうに話していました。

 

日本もこんな臨床実習にならないんですかね?

 

Q5. カナダの国家試験は?

A. 筆記試験と実技試験

 

国家資格を取るとカナダ国内どこででも(ケベック州以外)働くことができるそうです。

 

Q6. クラスメイトたちの卒業後の進路は?

A. 病院とクリニックが半々くらい

 

ただクリニックの場合、歩合制で診る患者さんの数で給料が変わるから大変だと言っていました。

 

一般企業や研究機関に直接進む人は、彼女の同級生の中ではほぼいないそうです。

 

Q7. Bridging Programてどんなプログラム?

A. キャンパスでの授業は、2週間に一度だけ、臨床実習は6週間

 

生徒は、インド人が圧倒的に多く、日本人はおそらくこれまで一人もいないそうです。

 

インド人はPT教育を英語で受けているためかなり有利なんです。

 

※Bridging programについてはこちら:海外で理学療法士になるならカナダがベスト説

 

 

最後に

話を聞いているとカナダのPT学生は、2年半のプログラムと短いにも関わらず、アセスメント・実技の勉強を日本よりも行っている印象がありました。

 

また彼らの基礎学力が高いためか、解剖学・生理学などの基礎知識とアセスメント・アプローチ方法がしっかりと結びつけて理解しているようでした。

 

彼女はまだ学生なので詳しい臨床の話はできませんでしたが、自信を持って自国のPT事情について話している姿には感心させられました。

 

カナダのPT事情について話を聞くことができ、将来カナダで働くのもアリかなと思いました。

 

1件のコメント

前回の記事で、海外に興味のある理学療法士(PT)に対して、オーストラリアを目指すのは無謀だと書きました。

 

そして、最後にはカナダを目指した方が良いのでは?と僕の意見を述べさせてもらいました。

 

今日は、なぜカナダが良いのかを書かせてもらいます。

 

カナダの理学療法について

カナダは日本と異なり、PTの資格を取得するのには修士課程を卒業しなければなりません。

 

つまり資格取得までに最低でも6年かかるということです。

 

そのため、オーストラリアと同様、社会的地位が高く、開業権があります。(途上国以外でPTに開業権がないのは日本と韓国くらいらしいです)

 

そして皆さんが一番気になる年収ですが

スクリーンショット 2017-02-16 19.06.17

Physiotherapist Salary (Canada) 

 

新卒で平均512万円と僕たち日本のPTよりかなり高いようです。

 

どうやってカナダで理学療法士になるの?

先ほど、大学院を卒業しなければPTになれないと書きましたが、僕たち外国人理学療法士はカナダの養成校(大学院)に入学することができません。

 

「そんなの差別だ!」と思いましたか?

 

しかし、養成校の立場からすると

 

『あなたたちは自分の国で一度理学療法の勉強したんでしょう?そんなの他の生徒たちより有利じゃないですか』

 

といった言い分のようです。

 

そう言われると確かに納得ですよね。

 

「それなら無理じゃん」と思うのは少しお待ちください。

 

カナダでも外国人理学療法士のために書き換え試験が用意されています。

 

しかも書き換え試験を受けるにあたり、2種類プロセスが用意されているのです。

 

①直接書き換え試験を受ける

これはオーストラリアと同じです。

 

つまり、自力で勉強をして、自分で申し込みをして試験を受けると言う方法です。

 

ただ、オーストラリアと違う点は、過去問が公開されているなど、外国人に対してオープンであることです。

 

しかし、いくらカナダが外国人に対してオープンだからといって、日本語で理学療法の勉強をしてきた我々日本人PTが、英語で試験を受けるのはかなり厳しいですよね。

 

さらにカナダの医療システムなんて知らないし・・・。

 

そこで、次に紹介するBridging programです。

 

②Bridging programを使う

Bridging programとは、カナダでの就労を目指す世界中のPTを対象とした書き換え試験対策用の教育プログラムです。(※Bridging program終了後、書き換え試験で合格する必要があります)

 

このプログラムは、トロント大学、ブリティッシュコロンビア大学、そして僕が現在いるアルバータ大学で受けることができます。(僕が短期留学先にアルバータ大学を選んだ理由の一つはこれです)

 

アルバータ大学の場合、期間は1年間で、学費は100万円ほどです。

 

もちろん安いとは言えませんが、オーストラリアの3年で約1000万円に比べるとかなり現実的な数字ですよね。

 

英語の問題(IELTS OA7.0以上)、資金の問題に加えて、ビザの問題(Bridging programに入る前に就労ビザor移民ビザが必要)もあるので、この道も決して簡単なものではありません。

 

しかし、オーストラリアに比べるとかなり可能性が高く、失敗したときのリスクが少ないと僕は考えています。

 

Bridging programについての詳細は下の動画で見ることができます。

Admission Assessment: Alberta Internationally Educated Physiotherapy Bridging Program

 

さらに詳しく知りたい人へ

カナダのPT留学に関しては、こちらのカナダの理学療法士~ちょっと休業中~で詳しく知ることができます。

 

またWCPT Congress 2015では、トロント大学とアルバータ大学のBridging programの教員たちがポスター発表を行なっています。

 

WCPTのサイトbridging programと検索するといくつかプレゼン資料がダウンロードできますので、ぜひ読んでみてください。

 

最後にアルバータ大学とトロント大学のURLを載せておきます。

アルバータ大学:Bridging to Canadian Physiotherapy Practice

トロント大学:OIEPB Comprehensive Bridging Program

スクリーンショット 2017-02-16 21.27.13

トロント大学シャロン先生と

 

最後に

英語はできるようになります

お金は貯まります

ビザはNo Problem(シャロン先生曰く)

 

『海外で理学療法士になりたい』という人には、ぜひカナダも選択肢の一つとして考えてみてもらえればと思います。

 

何か質問がありましたら気軽にメッセージください。